浄化槽から臭いがするとき、ブロワーの劣化や故障が原因のひとつとして考えられます。
放置すると、浄化槽の機能が低下します。
ブロワーは、浄化槽の機能を安定して維持するために欠かせない装置です。この記事では、ブロワーの役割や種類、交換の目安を解説します。
読み終えると、ブロワーに関する知識が身につき、トラブルの予防や対処に役立ちます。ブロワーを適切に管理して、浄化槽の性能を安定して保ちましょう。
ブロワーとは?

ブロワーの基礎知識は次のとおりです。
- ブロワーの機能
- ブロワーの重要性
ブロワーの機能
ブロワーの機能は次のとおりです。
- 微生物への酸素供給
- ブロワーは微生物に酸素を供給します。酸素供給が止まると微生物が死滅し、浄化槽の機能が失われます。
- 汚水の撹拌と循環
- ブロワーは汚水を撹拌し、槽内を循環させて担体や接触材に接触させます。
- 浄化槽の機能維持
- ブロワーは浄化槽の心臓ともいえる存在で、機能維持に欠かせません。
ブロワーの重要性
ブロワーが故障すると、微生物への酸素供給が止まり、汚水処理が正常に行われなくなります。水質の悪化、悪臭の発生、浄化槽の詰まりなどの問題が生じます。
トラブルを防ぐには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
ブロワーの種類と特徴

ブロワーには2種類あり、それぞれ特徴があります。
- ピストン式ブロワー
- ダイヤフラム(電磁)式ブロワー
ピストン式ブロワー

日東工器は、リニア駆動フリーピストン方式を唯一採用するメーカーです。特徴は次のとおりです。
- 高い耐久性
- 省エネ
- 低作動音
外部ケースは樹脂製で、アース工事が不要です。長期間の運用も可能で、メンテナンスもしやすい設計です。
ダイヤフラム(電磁)式ブロワー

フジクリーンや安永、テクノ高槻などが代表的なメーカーです。特徴は次のとおりです。
- 低騒音
- 省エネ
- 小型
- 軽量設計
設置や取り扱いがしやすく、修理も簡単です。
ブロワーの寿命と長持ちさせるコツ

ブロワーの寿命について、次の2点を解説します。
- ブロワーの平均寿命は5〜10年
- ブロワーの寿命を左右する要因
ブロワーの平均寿命は約5〜10年
ブロワーの平均寿命は5〜10年程度です。
使用環境やメンテナンス状況によって差があり、稀に20年以上稼働するケースもあります。故障しても、消耗部品の交換で修理できる場合がほとんどです。
最新のブロワーは省エネ性能が高く、電気代の節約にもなります。10年以上使用している機種は、新しいモデルへの交換を検討しましょう。
ブロワーの寿命を左右する要因
ブロワーの寿命は、槽内の環境や設置場所、メンテナンスの頻度によって大きく変わります。
日頃から気を配りながら使用すれば、寿命を延ばせます。
ブロワー故障の兆候

ブロワー故障の兆候について、次の2点を解説します。
- 故障の初期サイン
- 故障時の一般的な症状
故障の初期サイン
故障の初期サインとして、風量の低下や異音、振動などが見られます。早めに気づいて対処することが大切です。
故障時の症状
ブロワーが故障すると、酸素供給の停止・汚水の撹拌不足・悪臭の発生・水質の悪化といった症状が現れます。
異常を確認したら、速やかにブロワーの修理または交換を行いましょう。
故障時の対処法:修理か交換か

故障時の対処法として、次の2つのケースを解説します。
- 修理が可能なケース
- 交換が必要なケース
修理が可能なケース
異常音や空気圧の低下といった軽度の不具合は、部品交換などで修理が可能です。
早めに対応すると、故障の悪化を防ぎ、長期間の安定稼働につながります。
交換が必要なケース
長期間使用したブロワーやコイルの断線、ロッドの割れなど修理が困難な場合は交換が必要です。
新しいブロワーに交換すると、浄化槽の機能を回復できます。
最近のブロワーは省エネ性能が高く、電気代を抑えられます。
長い目で見ると、古い機種よりも経済的なメリットが大きくなります。
ブロワーの交換時期と選び方

ブロワーの交換時期と選び方について、次の2点を解説します。
- ブロワー交換のタイミング
- 新しいブロワーの選び方
ブロワー交換のタイミング
平均寿命(5〜10年)を超えている場合や、異音・風量の低下、修理が難しい故障が見られる場合は、交換を検討しましょう。
保守点検で内部の劣化が確認された際も、早めの交換をおすすめします。
新しいブロワーの選び方
新しいブロワーを選ぶ際は、浄化槽の型式や使用頻度、省エネ性能を基準に選びましょう。
信頼性の高いメーカーを選ぶと、長期的な安定稼働が期待できます。
ブロワーのメンテナンス方法

浄化槽ブロワーのメンテナンス方法について、次の2点を解説します。
- ブロワーのチェックポイント
- 定期的なメンテナンス方法
ブロワーのチェックポイント
ブロワーの点検では、異音や振動の有無、空気圧の状態を確認することが重要です。
定期的に点検することで、異常を早期に発見し、故障を未然に防げます。
定期的なメンテナンス方法
メンテナンスには、フィルターの清掃・交換、本体周辺の清掃が含まれます。
定期的にメンテナンスを行うことで、ブロワーの性能を保ち、寿命を延ばせます。
まとめ

ブロワーは、浄化槽の機能を安定的に維持するために不可欠な設備です。
適切なメンテナンスを続けることで、ブロワーが長持ちし、浄化槽の稼働効率も向上します。
日頃からフィルターの点検・清掃を続け、安定した性能を保ちましょう。