全国の浄化槽業務に携わる皆さま、日々の業務お疲れさまです。わたし事ですが、11年ぶりに点検車を買い替えました。
大きな理由は、クーラーが効かなくなったことと、車全体にガタがきていたためです。クーラー修理中に新型のハイゼットカーゴを代車として借りたところ、クーラーの冷え具合に驚きました。
これまで乗っていたトヨタ「ピクシスバン」と比べて、冷房性能が圧倒的に優れており、快適さがまるで違います。車に乗っている時間が長いため、これだけでも買い替える十分な理由になりました。
というか近々車の買い替えを予定していましたが、次々と不具合が出てきたため、思い切って購入を決断。
この記事では、アトレーバンを選んだ理由や内装のこだわりポイントについて紹介します。
動画をご覧になりたい方は、以下のリンクから視聴できます。
アトレーバンを選んだ理由

結論から言うと、購入の決め手はカラーです。選んだのは「オフビートカーキメタリック」という色で、わたしは勝手に「スカムカラー」と呼んでいます。まさに浄化槽管理士にぴったりの色だと感じました。
偏見ですが、カーキカラーといえば浄化槽管理士というより設備屋さんのイメージが強いです。実際、浄化槽管理士の車はシルバーやホワイトが主流です。今後はこのようなカラーが増えていくと思います。というより、わたしが流行らせたい。
購入理由はカラーが8割、車内の広さが1割、見た目の好みが1割といったところです。わたしは性能や燃費にはあまりこだわりがなく、車にも詳しくありません。他の候補としてスズキのエブリイとダイハツのハイゼットも検討していました。

内装はシンプルでかっこよく、全体的に好印象です。運転当社に気になったのは、足回りがやや狭く感じられた点です。ただ、しばらく乗ればすぐに慣れました。

メーターも非常にシンプルで洗練されており、見やすさとデザイン性を兼ね備えています。最近の車の進化には、あらためて感動しました。
後部座席は使用しません

仕事用なので、後部座席は使用しません。アトレーは凹凸の少ないフルフラットにできる仕様のため、荷物をたくさん積めるのが大きなメリットです。

フルフラットにする方法も非常に簡単です。手順は、座席のレバーを倒して紐を引くだけ。力もほとんど必要ありません。

軽バンとは思えないほど奥行きがあり、約180cmほどあります。身長が高めの方でも、十分に横になれる広さです。高さも約120センチほどあります。
点検道具の積み込み

写真に写っている木の台は、前の点検車から引き継いだものです。サイズは縦90×横120cmあります。
今回は新車ということで気分を変えたくなり、天板だけパネコートに変更しました。今後は、どれくらい耐久性があるかも検証していく予定です。

写真に写っているものは以下のとおりです。
- TOHIN用オイル
- 大きめの柄杓
- パイプレンチ
- MCP詰まり解消道具
- グリスガン
- 水中ポンプ
- 消泡剤
- コーン
- 消毒剤

木の台の奥には、オイルやパイプレンチなどを入れたボックスのほか、消毒剤や水中ポンプを収納した箱を積んでいます。

台の下にはホース類や電源コード、透視度計を収納しています。

後部座席はこのように活用しています。よく使う地図や書類、予備のブロワー、インパクトをすぐ取り出せる位置に配置しました。
3段ボックスの中身紹介
ボックスの中身は以下のとおりです。

上段には、ソケットやバルブ、オフセットアダプターを収納しています。

中段には、使用頻度の高い工具を収納しています。

下段には、pH校正液や配管接着剤、DPD錠剤などを収納しています。
荷物が積めない!純正ラックの高さ問題

純正ラックは写真のとおり天井に近く、積める荷物が限られます。より多くの荷物を載せるには、上部スペースも有効に使いたいところです。
そのため、次のような工夫をしました。

金板を使ってラックの位置を下げました。位置を調整すると、天井付近のスペースも有効に活用できます。

ラックを前から見ると、このような状態になっています。

ラックを横から見ると、このような状態になっています。
まとめ|アトレーバンは最高

アトレーバンに乗り換えて、とても満足しています。エアコンの進化には正直驚きました。
今後は、故障していなくても8~10年ごとに車を買い替えるつもりです。エアコンの故障には塩素の影響もあるため、車庫がある方は点検後に塩素を車外に保管しておくと、車を長持ちできます。
私自身はこれまで塩素対策を何もしておらず、車内がかなり傷んでいました。これからは使用時に蓋を開け、使用後はしっかり閉めることを徹底します。
点検用の車をカスタムしたい方や、使用している道具に関心のある方にとって、少しでも参考になればうれしいです。