ブロワーは消耗品のため、いずれ故障します。軽い故障であれば修理が可能です。
修理すれば新規交換より費用を抑えられるため、修理できる場合はお得です。
フジクリーンEcoMacブロワーの修理手順を解説します。
修理するブロワーはEcoMac
フジクリーンEcoMacブロワーは、修理やメンテナンスが簡単です。浄化槽ブロワーの中で、特におすすめの製品です。
紹介する修理方法は、他のブロワーにも応用できます。
修理に必要な工具
修理に必要な工具は、以下のとおりです。
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- ナットドライバー(対辺5.5㎜)
- ダイヤフラム
ブロワーの分解手順|カバーを外す
プラスドライバーを使ってカバーを取り外します。
カバーと本体がパッキンで密着しています。
パッキンの隙間にマイナスドライバーを差し込み、上から軽く叩くとカバーを取り外せます。
ブロワー内部
ブロワー内部はフィルターで覆われています。
黒い部品がダイヤフラムです。
ダイヤフラム交換方法
ネジを4本外し、溝にマイナスドライバーを差し込んでこじると、簡単に取り外せます。
ダイヤフラムが破れていることがわかります。中心は、ナットで固定されています。
ナットドライバーを使って、ダイヤフラムを取り外しましょう。
外した状態がこちら。
反対側も同じ手順で取り外します。こちらは配線が固定されているため、配線を外しましょう。
ナットで固定されています。
両方を取り外した状態がこちらです。
こちらがロッド(強力な磁石)です。ヒビや欠けがある場合はロッドの交換が必要です。
撤去したダイヤフラムです。
こちらが新品のダイヤフラム。
片側ずつ仕上げていきます。ロッドの向きに注意しながら、片側にダイヤフラムを取り付けましょう。
写真の赤○部分にダイヤフラムをはめ込み、しっかり固定します。
ネジを締め付けて、片側の作業完了です。
反対側も同じ手順でダイヤフラムを取り付けていきます。
配線を元の位置に戻し、固定しましょう。
フィルターカバー清掃
カバーも汚れているため、ブラシで清掃しましょう。コンプレッサーやエアダスターがあれば、さらに便利です。
清掃後のカバーがこちらです。
カバーを取り付ける際、ネジにグリスを塗っておくと、ネジが痛みません。
フィルターを清掃した後、元の位置に取り付けます。
カバーを取り付け、ネジを締めれば作業完了です。ネジは最後に手でしっかり締めましょう。