【フジクリーンCF型】詰まりやすい5か所と解消手順|ハウステック・マエザワ型にも応用できる!
フジクリーンCF型やCFⅡ型の点検で「詰まり」や「メンテナンス方法」に悩んだことはありませんか?
どこを見てどう直せばよいかわからない方も多いのではないでしょうか。
この記事ではCF型の詰まりやすい箇所やメンテナンス手順を、写真や動画を交えて紹介します。
トラブルを防ぐメンテナンスのコツがわかります。
ハウステックKTG型・マエザワVRCⅡ型・セキスイSGCX型にも応用できます。
フジクリーンCF型の処理フロー・処理性能・槽容量


フジクリーンCF型の処理フロー・処理性能・槽容量を紹介します。詰まりの話に入る前にまずは全体の流れを見ておきましょう。
処理フロー
フジクリーンCF型の処理フローは次の順番です。
- 沈殿分離槽(沈殿分離部)
- 嫌気ろ床槽
- 好気ろ床槽(接触ばっ気部・生物ろ床部)
- 処理水槽
- 消毒槽
処理性能
フジクリーンCF型の処理性能の目安は次の表のとおりです。
| 項目 | 数値 |
| BOD | 15mg/L |
| SS | 10mg/L |
| T-N | 20mg/L |
槽容量
フジクリーンCF型の人槽ごとの槽容量(単位:㎥)を表にまとめました。
| 人槽 | 5 | 7 | 10 |
| 沈殿分離槽 | 0.509 | 0.712 | 1.037 |
| 嫌気ろ床 | 0.466 | 0.633 | 0.908 |
| (ピークカット部) | 0.150 | 0.210 | 0.300 |
| 好気ろ床槽 | 0.229 | 0.336 | 0.446 |
| 処理水槽 | 0.102 | 0.147 | 0.216 |
| 消毒槽 | 0.015 | 0.015 | 0.021 |
| 合計 | 1.471 | 2.053 | 2.928 |
フジクリーンCF型の詰まりやすい箇所と対処法


詰まりやすい箇所は次の5つです。
- 返送管の清掃方法
- 移送管の清掃方法
- 嫌気ろ床槽のガス抜き方法
- 汚泥貯留部(両ばっ気)の詰まり解消方法
- オリフィスの清掃方法
返送管の清掃方法

底にたまった汚泥や生物膜が管の中にくっついていることがあります。長めのブラシで上下にこすると汚れをはがせます。
移送管の清掃方法

移送管に生物膜がくっつくと、汚泥を送れなくなります。
定期的にブラシで清掃し、ちょうどよい量の汚泥が送られているか確かめましょう。
嫌気ろ床槽のガス抜き方法

嫌気ろ床槽は詰まりやすいので点検(保守点検)のたびにガス抜きを行いましょう。

塩ビ管でろ材を突くとガスが抜けて泡が出します。

嫌気ろ床槽のガス抜きを行うと、ろ床の中にできた水道(みずみち=水が一部だけを通り抜けてしまう道)をなくせます。
ガス抜きをすると嫌気性菌(空気のない場所で働く菌)が元気になり、汚水をきれいにする力が上がります。
汚泥貯留部(両ばっ気)の詰まり解消方法

汚泥貯留部は濃い汚泥をかき混ぜているので詰まりやすい場所です。
水位が上がると汚泥が管の中に入り込みます。
その後に水位が下がると管の中に残った汚泥が固まります。これがエアーの量を弱めて詰まりの原因になります。

ブロワーのエアーで詰まりを抜く方法もありますが、水の圧力を使ったほうがよく効きます。
水道水が使える場合は通水(水を流して押し出すこと)で詰まりを取るのがおすすめです。
通水のために配管をカットした場合はMCユニオンでつなぎ直しましょう。ブロワー用のゴムホースなどでつないでもかまいません。
オリフィスの清掃方法

オリフィスとは、空気の量を調整するための小さな穴です。
この穴にブロワーからのゴミやホコリが詰まると、揚水(水をくみ上げること)ができなくなります。

以下の写真はフジクリーンCA型でオリフィスが詰まった様子です。

ユニオンを外してオリフィスを清掃しましょう。

清掃だけでは不安な場合は通水すれば確実に詰まりを取れます。

フジクリーンCF型の詰まり解消方法を動画で解説
テキストだけではイメージしにくい方は、以下の動画も参考にしてください。
- 汚泥循環管の詰まり解消方法
- ハウステックKTG・マエザワVRCⅡ型の詰まり解消方法
汚泥循環管の詰まり解消方法
汚泥循環とは、沈殿分離部にたまった汚泥をエアリフトポンプで汚泥貯留部へ送る仕組みです。
空気のある状態で汚泥を分解(好気性消化)させながら、余った汚泥をためておきます。
ハウステックKTG・マエザワVRCⅡ型の詰まり解消方法
KTG型の汚泥循環管の詰まり解消方法は、以下の動画を参考にしてください。
マエザワVRCⅡ型については、以下の動画を参考にしてください。
まとめ

フジクリーンCF型はコンパクトなのに浄化する力が高く、管理しやすい浄化槽です。
ただしメンテナンスをしないと詰まりなどのトラブルが起きやすくなります。定期的な点検で性能を保ちましょう。
この記事で紹介した詰まりやすい箇所は返送管・移送管・嫌気ろ床槽・汚泥貯留部・オリフィスの5箇所です。
ブラシ清掃やガス抜き・通水で詰まりを防ぎましょう。






