浄化槽の型式が示す意味を解説!メーカーの思いと機能や特徴について
浄化槽を選ぶときや仕事で扱うときは「型式の意味」を知っておくと便利です。型式にはメーカー名・処理方式・構造などの情報がつまっているのです。
この記事では浄化槽管理士歴10年以上の私が、代表的な浄化槽の型式名とその意味を紹介します。型式を読み解けば浄化槽のしくみや特徴もわかるようになります。
代表的な浄化槽メーカーの型式|名前に込められた意味
紹介するメーカーは次の4つです。
- ニッコーNSR型
- ハウステック
- フジクリーン工業
- ダイキアクシス
ニッコーNSR型

ニッコーの「NSR型」のアルファベットは次の意味です。
- N:ニッコー(メーカー名)
- S:生物(バイオ)
- R:ろ過(フィルター機能)
NSR型はニッコー社がつくる浄化槽で、微生物を使ったろ過機能があるのが特徴です。
型式名を読み解くと処理方式や構造をイメージでき、浄化槽選びや点検にも役立ちます。
ハウステック
ハウステック(旧日立)の浄化槽型式には、処理方式や構造を示す情報が込められています。おもな型式の意味は次のとおりです。
- KGK2型
- KG:家庭合併槽
- K:嫌気濾床接触ばっ気方式
- 2:BOD(生物化学的酸素要求量)20mg/L以下
- KGR2型
- KG:家庭合併槽
- R:リファイン(改良)
- 2:BOD20mg/L以下
- KGRN型
- KGR:家庭合併槽でのリファイン機種
- N:窒素除去
- KTG型
- K:既設
- T:単独
- G:合併化
- KRS型
- K:家庭合併槽
- RS:楽々施工
フジクリーン工業

フジクリーン工業の浄化槽型式名にも独自の意味が込められています。

おもな型式の意味は次のとおりです。
- LX型
- 前機種がK型であり、次世代を象徴するためアルファベットの次の文字「L」を採用しています
- LC型
- 「C」はカプセル槽を意味し、次世代カプセル槽です
- LP型
- 「P」はプレス成型品を示し、採用することで生産性が向上しています
- CS型
- 「C」はコンパクト、「S」は生物ろ過方式を意味します。カスタマーサティスファクション(顧客満足度)との掛け合わせでCS型と名付けられました
- CE型
- 「C」はコンパクト、「E」はエコロジーとエコノミーの両方を表しています
- CF型
- 「C」はコンパクト、そして「F」は未来を指すフューチャーから取っています
- CA型
- 「C」はコンパクト・「A」はアドバンス(進歩)で、時代とともに進歩する浄化槽という意味です
ダイキアクシス

ダイキアクシスのおもな型式の意味は次のとおりです。
- MCH型
- M:メトン(材質)
- C:構造基準型
- H:BOD20mg/Lを意味
- KRN型
- K:核(担体)
- R:流量調整機能付き
- N:窒素除去型
型式別の点検・メンテナンス方法
このブログでは型式ごとの構造や詰まりやすい場所・メンテナンスの方法を解説しています。ご自宅の浄化槽の型式がわかったら参考にしてください。
まとめ|型式名を読み解けば浄化槽の特徴がわかる

浄化槽の型式名にはメーカー名・技術仕様・処理能力などの情報が含まれています。型式の意味を知っておけば、製品の特徴や用途がよくわかります。
型式名に込められた意味を読み解けば、浄化槽の構造や処理方法もはっきりするのです。設置や点検の作業もしやすくなり、トラブルの予防にもつながります。






