ブロワー選びを間違えると電気代が増えます。浄化槽の処理能力も落ちます。浄化槽の型式に合うブロワーを選ぶことが大切です。

この記事ではブロワーランキングで人気No.1のフジクリーン製EcoMacブロワーを紹介します。EcoMacブロワーの特徴と選び方をわかりやすく説明します。

ブロワーは浄化槽の中の微生物に空気を送る装置です。家庭や施設の汚水をきれいにするために欠かせません。

EcoMacブロワーは省エネで音も静かなモデルです。

浄化槽とブロワーの役割

浄化槽とブロワーの役割

浄化槽とブロワーにはそれぞれ次の役割があります。

浄化槽の役割
浄化槽は生活排水をきれいにする装置です。微生物の働きで汚水を分解します。
» 環境省(外部サイト)
ブロワーの役割
ブロワーは浄化槽の中に空気を送り込む装置です。空気の中の酸素が微生物の働きを助けます。
» フジクリーン(外部サイト)

ブロワーが故障すると酸素が届かなくなり微生物が死んでしまいます。微生物が働けなくなると汚水がきれいにならず悪臭が出ます。

ブロワーは浄化槽になくてはならない装置です。24時間動き続けるので高い耐久性が必要です。

ブロワーを選ぶためのポイント

ブロワーを選ぶためのポイント

ブロワーを選ぶときは次の3つを確認します。

  • 浄化槽の型式と風量
  • 使用環境
  • メンテナンスのしやすさ

ブロワーを選ぶときは浄化槽の型式・設置環境・メンテナンスのしやすさを確かめることが大切です。家庭用の小型浄化槽には省エネで音の静かなモデルが向いています。

商業施設や工場などの大きな浄化槽にはたくさんの空気を送れる強力なブロワーが必要です。

屋外に置く場合は水や日光に強いことも必要です。EcoMacブロワーはこれらの条件をすべて満たしています。

浄化槽の型式と風量の選定方法

浄化槽には型式に合ったブロワーを選ぶことが大切です。合わないブロワーを使うと水質が悪くなり処理能力も落ちます

ブロワーを選ぶときは風量・人槽(何人用の浄化槽か)・処理方式を確認しましょう。

使用環境に応じた選び方

使用環境に応じた選び方

屋外に設置するブロワーは水や日光に強いことが大切です。EcoMacブロワーは雨や直射日光に強い作りになっています。

そのため屋外でも安定して使えます。故障が少ないのでメンテナンスの手間や費用も抑えられます。

メンテナンスのしやすさ

ブロワーを長く使うには定期的なメンテナンスが必要です。EcoMacブロワーは設置が簡単で日常の手入れも楽に行えます

部品の交換もしやすく専門的な知識がなくても扱えます。

フジクリーンEcoMacの仕様と電気代

フジクリーンEcoMacの仕様と電気代

EcoMacブロワーは省エネで音も静かな高性能モデルです。家庭でも商業施設でも動作音が気になりません。型式ごとの仕様は次の表のとおりです。

型式EcoMac40EcoMac60EcoMac80EcoMac100
風量40L/min60L/min80L/min100L/min
圧力15kPa15kPa18kPa18kPa
使用圧力範囲12~20kPa12~20kPa14.4~25kPa14.4~25kPa
吐出口径13A(外径φ18)13A(外径φ18)13A(外径φ18)13A(外径φ18)
定格電圧AC100VAC100VAC100VAC100V
周波数50/60Hz50/60Hz50/60Hz50/60Hz
重量約5.0kg約4.5kg約5.0kg約9.0kg
消費電力(50/60Hz)32W33W49W69W
定格電流1.5A1.0A1.5A2.0A
騒音値32dB(A)35dB(A)36dB(A)39dB(A)
電源コード1.5m1.5m1.5m1.5m
アースレス(二重絶縁構造)

電気代の計算方法と節約効果

電気代は消費電力(W)がわかれば簡単に計算できます。計算方法は次のとおりです。

EcoMac40の消費電力は32Wです。1時間使うと電気代は約0.992円で1年間では約8,690円になります。

0.031円(税込)にEcoMacの消費電力を掛けると1時間あたりの電気代がわかります。

EcoMac40〜EcoMac100の電気代を計算して表にまとめました

型式EcoMac40EcoMac60EcoMac80EcoMac100
消費電力(50/60Hz)32W33W49W69W
1時間の電気代(税込)0.031円×32W=0.992円0.031円×33W=1.023円0.031円×49W=1.519円0.031円×69W=2.139円
1日の電気代(税込)約24円約25円約36円約51円
365日の電気代(税込)約8,690円約8,961円約13,306円約18,738円

全国家庭電気製品公正取引協議会」2022年7月22日改定の目安単価31円(税込)/kWhを参考にしています。

EcoMacブロワーは省エネ設計なので電気代を抑えられます。他社の製品と比べても消費電力が少なく1年間の電気代を節約できる点が魅力です。

EcoMacブロワーの特徴とメリット

EcoMacブロワーの特徴とメリット

EcoMacブロワーには大きく3つの特徴があります。

  • 省エネ設計
  • 静音設計
  • 高耐久性

EcoMacブロワーは省エネ・静音・高耐久の3つをそろえた製品です。家庭でも商業施設でも長く安定して使えます。それぞれの特徴を順番に説明します。

丈夫な部品を使っているのでメンテナンス費用も低く抑えられます。

省エネ設計のメリット

省エネ設計のメリット

EcoMacブロワーは省エネ設計で電気代を節約できます。24時間動かしても消費電力が少なく環境にやさしいです。

タンクの構造を見直しバルブを複数にする(EcoMac60〜300)ことで空気の通り道のムダ(圧力損失)を減らしています。そのぶん少ない電力で同じ風量を送れます。電気代を抑えたい方におすすめの製品です。従来品との電気代の違いは次の表のとおりです。

型式年間電気料金(従来品)年間電気料金(EcoMac)年間節約金額使用電力
MAC60R約10,643円(45w)約7,805円(33w)約2,838円1日288Wh節電
MAC100R約18,922円(80w)約16,320円(69w)約2,602円1日264Wh節電
MAC150N約26,017円(110w)約21,523円(91w)約4,494円1日456Wh節電
MAC200N約37,843円(160w)約30,748円(130w)約7,095円1日720Wh節電

上の表は電気料金の目安単価を1kWhあたり27円で計算した数値です。31円で計算した前の表とは単価が違うため金額が少し異なります。

静音設計のメリット

EcoMacブロワーは音が静かなので住宅地でも安心して使えます。夜間でも騒音が気にならない設計です。設置場所を選びません。

型式EcoMac40EcoMac60EcoMac80EcoMac100
騒音値32dB(A)35dB(A)36dB(A)39dB(A)

家が密集している場所ではとくにこの静かさが役立ちます。動作音はささやき声や図書館の中と同じくらいで近所迷惑になりにくいです。

音の大きさ(dB)の目安を表にしました。

音の大きさ(dB)音の大きさの目安
120飛行機のエンジンの近く
110自動車のクラクション(前方2メートル)
100電車の通るときのガード下
90大声による独唱、騒々しい工場の中
80鉄道の線路脇、飛行機の機内
70掃除機、騒々しい事務所
60普通の会話、静かな乗用車
50静かな事務所
40昼間の静かな住宅地、図書館
30深夜の郊外、ささやき声
20木の葉のふれあう音

高耐久性のメリット

長持ちする部品を使っているのでメンテナンスの回数が少なく長く安定して使えます。長い目で見ると買ったときの費用を取り戻しやすい製品です。

ブロワーの設置とメンテナンスのポイント

ブロワーの設置とメンテナンスのポイント

ブロワーを長く使うには設置場所とメンテナンスが大切です。ブロワーは浄化槽の近くに設置します。フィルターは定期的に掃除しましょう。

いつもと違う音や振動があるときは早めに修理や交換をしましょう。

設置場所を選び定期的にメンテナンスすればブロワーの寿命を延ばせます。

ダイアフラム弁の交換

EcoMacのダイアフラム弁は定期的に交換が必要です。ダイアフラムとは空気を送るために動くゴムの部品です。1年ほどですり減るのは他のメーカーの製品でも同じです。

ダイアフラムは1分間に3,000回動きます。1年間では約16億回(50Hz地域)です。ダイアフラム弁を交換するとブロワー本体が長持ちします
» フジクリーン(外部サイト)

フジクリーンブロワーが選ばれる理由

フジクリーンブロワーが選ばれる理由

販売店や管理業者の在庫を減らせる

EcoMacブロワーは販売店や管理業者にとって在庫を減らしやすく管理の費用も抑えられる製品です。小さく軽いので扱いやすく省エネ性能も備えています。

経済産業省「グローバルニッチトップ企業100選」に選定

EcoMacを作っているフジクリーン工業は経済産業省の「2020年版グローバルニッチトップ企業100選」に選ばれた会社です。環境省からも3度表彰されています。

浄化槽の業界シェアは1位でブロワーの開発から製造まで自社で行う唯一の浄化槽メーカーです。海外でも水をきれいにする事業を行っています。

» ブロワーメーカーランキング5選

フジクリーンの会社概要

製品名EcoMac40/60/80/100
販売会社フジクリーン工業株式会社
本社所在地愛知県名古屋市千種区今池4-1-4
設立1961年2月16日
事業内容浄化槽・産業廃水処理ユニット・ブロワの製造販売、設計、施工・メンテナンス指導

環境保護に対するフジクリーン工業の取り組み

フジクリーン工業は環境保護に力を入れている会社です。川や湖や海をきれいにする活動を行い環境にやさしい製品を開発しています。

» フジクリーン(外部サイト)

世界各地に浄化槽を届けて水環境の改善にも役立っています。環境を守ることと会社の活動を両立させることを目指しています。

» フジクリーン(外部サイト)

まとめ

まとめ

フジクリーンのEcoMacブロワーは省エネ・静音・高耐久の3つをそろえた製品です。浄化槽の型式に合ったモデルを選び正しく設置すれば長く快適に使えます。

ダイアフラム弁を定期的に交換すればさらに長持ちします。浄化槽のブロワー選びで迷っている方にはEcoMacブロワーがおすすめです。

ABOUT ME
いなかの浄化槽
いなかの浄化槽
浄化槽業界に10年以上携わる現役の浄化槽管理士です。 「浄化槽をもっと身近に、浄化槽の仕事が好きになる」をコンセプトに、現場で得た気づきや詰まりの解消法、ブロワーの修理方法などをYouTubeやSNSで発信しています。 浄化槽は下水道が整備されていない地域で活躍するインフラ設備です。微生物の働きで汚水をきれいにする仕組みのため、適切な維持管理が欠かせません。その維持管理は浄化槽管理士・清掃員・検査員、そして所有者の協力があって初めて成り立ちます。 浄化槽の役割や正しい使い方を、一人でも多くの方に知ってもらえるよう活動しています。