法定検査や管理会社からブロワーの故障を指摘され、対応に困っていませんか?浄化槽のブロワー選びに悩む方は多くいます。
特に、2口ブロワーの「右散気」や「左散気」の選択は迷いやすいポイントです。誤ったブロワーを設置すると、浄化槽が正常に動作せず、水質悪化や環境への影響を招きます。
この記事では、逆洗の概要と2口ブロワーの選び方を解説します。仕組みを理解し、自宅の浄化槽に最適なブロワーを選びましょう。
2口ブロワー選びのポイント

ブロワー選びのポイントは、以下を参考にしてください。
- 右散気と左散気
- ブロワー設置の注意点|正しい設置が大切
- 迷ったらフジクリーンUniMB型
右散気と左散気の違い
2口ブロワーには「右散気・左散気」があります。
散気とは、水中に空気を送り込み撹拌し、微生物へ酸素を供給することです。

上の写真は「右ばっ気」、下の写真は「左ばっ気」です。

2口ブロワーは「散気用」と「逆洗用」に分かれています。通常は散気モードで運転し、設定時間になると逆洗モードに切り替わる仕様です。
ろ過担体に汚れが吸着すると目詰まりを起こします。逆洗は、詰まった汚れを除去してろ過機能を回復させる役割があります。
ブロワー設置の注意点
ブロワーは、正しい向きで設置することが重要です。不適切に設置すると、ろ過槽に空気が供給され、ろ過機能が正常に働かず水質が悪化します。
処理能力が低下し、環境にも悪影響を及ぼすため、必ず正しい向きで設置しましょう。
迷ったらフジクリーンUniMB型

2口ブロワーの中では「フジクリーンUniMB」がおすすめです。品質と性能に優れ、風量は60~100ℓに対応しています。
浄化槽の型式に合った風量を選び、適切に設置しましょう。圧力計も付属しており、1万円以上する機器がセットになったお得なモデルです。

吐出口の向きに悩まない!簡単反転アダプター

UniMBブロワーには、L字ゴム管と「吐出口反転アダプター」が付属しています。アダプターを使うことで、散気と逆洗の吐出口を簡単に反転できます。
散気と逆洗管の切り替えが容易なため、初心者でも扱いやすい設計です。取り付けの手順は以下のとおりです。
- H型ゴム管をブロワーの吐出口に接続する
- アダプターに塩ビ配管を接続する

実際の取り付け例の写真です。写真のように空気の流れを反転できます。
UniMBブロワーのデメリット
UniMBブロワーのデメリットは、以下のとおりです。
- 13mmの塩ビ管は付属しない
- 設置場所によっては取り付けが難しい

写真にある塩ビ管は付属していません。

左用ブロワーとして使用する場合、13の塩ビ管が2本必要です。各5センチ程度に切り、合計約10センチを用意してください。
ブロワーは、壁側に設置されることが一般的です。吐出口反転アダプターを装着すると設置面積が広がるため、注意が必要です。
壁に接触する場合は、配管の加工やブロワーの位置調整を行いましょう。
UniMBブロワーのメリット

UniMBブロワーのメリットは、以下のとおりです。
- 主要浄化槽に対応|簡単なタイマー設定で安心
- 工具不要|手軽にできるメンテナンス方法
- アース工事不要|簡単接続で安心使用
- 静音で騒音対策も万全
- 省エネ性能トップクラス|電気代を抑える
主要浄化槽に対応|簡単なタイマー設定

浄化槽の種類やメーカーによって、逆洗の回数は異なります。1日1回のケースもあれば、2回以上行う場合もあります。
フジクリーンブロワーは主要な浄化槽に対応しており、タイマー設定も簡単です。家庭の状況に応じて設定を調整すると、水質を良好に保てます。
工具不要|手軽にできるメンテナンス方法

ブロワーには、ゴミやホコリの侵入を防ぐフィルターが搭載されています。多くのメーカー品は交換にドライバーが必要ですが、フジクリーンブロワーは工具なしで交換できます。
メンテナンスやタイマー設定も簡単です。UniMBブロワーは特別設計されており、フィルターカバーをワンタッチで開閉できます。
IP54試験基準をクリアしているため、防塵・防水性能に優れ、安心して使用できます。
UniMBブロワーはアース工事不要
タイマーケースとACソレノイドには絶縁材が使用され、二重絶縁構造となっています。地面との電気的接続を目的としたアース工事は不要です。
コンセントに接続するだけで使用でき、取り付けも簡単です。初心者でも安心して設置できます。

静音で騒音対策も万全

UniMBブロワーの騒音レベルは37デシベル(dB)で、静かな図書館や住宅地の昼間と同程度です。
一般的な会話やスーパー内の騒音(約60dB)と比べても静かで、高い静音性があります。
音の大きさ(dB) | 音の大きさの目安 |
120 | 飛行機のエンジンの近く |
110 | 自動車のクラクション(前方2メートル) |
100 | 電車の通るときのガード下 |
90 | 大声による独唱、騒々しい工場の中 |
80 | 鉄道の線路脇、飛行機の機内 |
70 | 掃除機、騒々しい事務所 |
60 | 普通の会話、静かな乗用車 |
50 | 静かな事務所 |
40 | 昼間の静かな住宅地、図書館 |
30 | 深夜の郊外、ささやき声 |
20 | 木の葉のふれあう音 |
省エネ性能トップクラス|電気代を抑えられる

ブロワーは24時間稼働するため、省エネ性能の高いモデルを選ぶと経済的メリットが大きくなります。
電気代もブロワー選びの重要なポイントです。散気を23時間、逆洗を1時間とした場合の電気代データを以下に示します。
※端数は切り捨てています。
モデル(風量) | 消費電力(W) 散気時 | 消費電力(W) 逆洗時 | 24時間の電気代(円) | 365日の電気代(円) |
UniMB60ℓ | 36 | 39 | 22 | 8,159 |
UniMB80ℓ | 49 | 52 | 30 | 11,106 |
UniMB100ℓ | 69 | 72 | 42 | 15,639 |
まとめ|ブロワー選びに迷ったらUniMBがおすすめ

ブロワーは、浄化槽の維持に欠かせない「心臓部」です。故障すると臭気の発生や槽の損傷、環境への悪影響を引き起こすため、問題が発生した場合は修理や交換が必要です。
ブロワー選びに迷った方には、UniMBブロワーをおすすめします。

UniMBブロワーは、修理やメンテナンスが簡単で、全国の浄化槽管理士から高く評価されています。
以下は、オープンチャット「浄化槽研究所」で実施した、全国の浄化槽管理士へのアンケート結果です。フジクリーンブロワーは全国で高い人気があります。

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