「ブロワーからカタカタ、ブーブーと異音がする…」そんな経験はありませんか?
異音はブロワーの劣化や部品の不具合のサインです。
放置すると音が大きくなり、最悪の場合、故障につながります。
本記事では、ブロワーの異音の原因や簡単にできる対策、部品交換を含む解決法について解説します。
記事を読むことで、異音を改善し、静かで快適な環境を取り戻せます。おすすめの買い替えモデルも紹介するので参考にしてください。
解決できるお悩みは以下のとおりです。
- ブロワーの振動音の原因
- 簡単にできる振動音の消し方
- 振動音を完全に消す解決方法
ブロワーから異音がする原因と解消方法

以下の方法は費用がかかりますが、問題を確実に解決できます。
- 消耗部品を交換する
- 設置場所を変更する
- 新しいブロワーへの交換
あまり費用がかからない方法はないの?
費用を抑えたい方のために、異音の原因と7つの対策方法を紹介します。
ブロワーの異音7選|原因と対策方法

異音には「カタカタ」「ジリジリ」「ブーブー」「シューシュー」など多くの種類があります。
考えられる原因は、以下のとおりです。
- 電源コードが機器本体に接触している
- 機器周辺にゴミや枯葉が溜まっている
- フィルターカバーのパッキンが劣化している
- ブロワーの設置場所が不適切である
- ゴム足が劣化している
- ホースの接続部から空気が漏れている
- ビルトインチューブが劣化している
以下の動画で異音の様子を確認できます。
電源コードが異音を引き起こす原因と対策

長年使用していると、電源コードが劣化して硬くなり、ブロワー本体に触れて異音を発生させます。
電源コードの状態を確認し、テープや結束バンドを使って固定し、揺れないように対策しましょう。

ブロワー周辺のゴミやホコリを掃除する

ブロワーは、ホコリや落ち葉が溜まりやすい場所に設置されることが多いです。
ゴミやホコリがフィルターや吸い込み口に溜まると、異音が発生します。
本体や電源コードにゴミが触れていないか確認し、周辺を掃除しましょう。
フィルターカバー劣化|パッキン交換で異音を解消

ブロワーにはフィルターカバーがあります。
フィルターカバーの裏にはパッキンがあり(一部機種を除く)、長期間の使用で劣化します。
本体とフィルターカバーの間に隙間ができ、振動や異音の原因に。
新しいパッキンに交換するか、隙間を結束バンドで固定することで解決できます。

フィルターカバーと本体のネジに緩みがないかも確認しましょう。古いブロワーでは、パッキンが製造中止になっているモノもあります。
異音が解消しない場合は、新型ブロワーへの買い替えをおすすめします。
ブロワーの配置方法|ゴム足の劣化

ブロワーは、水平なコンクリートベースに設置することが大切です。
本体にはゴム足が4本あり、斜めに設置すると過剰な負荷がかかり異音の原因になります。
設置場所を調整し、安定した位置に固定しましょう。長期間の使用でゴム足が劣化し、安定性が低下します。
新しいゴム足への交換や、防振パッドを使いバランスを保ちましょう。


吐出口ホースの劣化と対処法

ブロワーの吹き出し口には必ずゴムホースが取り付けられています。
長期間の使用でホースがひび割れや破れを起こし、エアー漏れの原因となります。

エアー漏れを解決するためには、新しいゴムホースに交換しましょう。

ビルトインチューブの劣化

多くのブロワーの吐出口には、ビルトインチューブという部品が使用されています。
長期間使用すると、ビルトインチューブが劣化し、空気漏れが発生します。
ビルトインチューブが破れている場合、内部から「シューシュー」という音が聞こえます。

ビルトインチューブは以下のページで購入可能です。
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以下の動画でも詳しく解説しています。
まとめ|チェックポイントと対策法

ブロワーから異音がする際のチェックポイントは、以下のとおりです。
- 電源コードが機器本体に接触していないか確認する
- 機器周辺にホコリや落ち葉がないか確認する
- カバーとパッキンのネジの緩みやパッキンの劣化を確認する
- ブロワー本体の位置を確認し、必要に応じて調整する
- ゴム足が劣化している場合は交換する
- 吹き出し口のホースが劣化している場合は交換する
- 異常音がする場合は修理または交換する
ブロワーは長期使用や経年劣化で消耗し、最終的に故障します。メンテナンス不足は異音だけでなく劣化や故障の原因です。
使用期間が10年以上なら、安全性や省エネ性能を考え新規交換がおすすめです。
最新モデルは省エネ性能が向上し、旧型より消費電力を抑えます。
長期的には、新しいブロワーへの投資が経済的メリットをもたらします。