
浄化槽の放流ポンプが故障した場合は新規交換が必要となります。
本記事では、この問題をスムーズ且つ効率的に解決するために、放流ポンプのサブユニットの修理方法を詳しく解説します。
放流ポンプの交換に困っている方は、ぜひ参考にしてください。
以下では、作業手順を写真を交えて順を追って説明しています。

- 作業前の状態
- ポンプを引き上げる作業
- パイプを流用して新しいポンプに取り付ける作業
- 古い電線に新しい線を接続し、引き抜く作業
- アース線を接続する作業
- アース線をテープで巻く作業
- 水を張って動作確認を行い、作業完了
原因は漏電!放流ポンプのトラブル!

配線の劣化や不完全な接続により、線間でのショートや漏電のリスクが高まります。
また、ポンプの寿命が近づくと、長期間の使用で生じた微細な隙間から水が侵入することがあり、漏電を引き起こすことが考えられます。
今回の写真のケースでは、右側の放流ポンプを動かすと家のブレーカーがトリップする現象が見られ、漏電があることが特定できました。

パイプは再利用が可能です。また、チャッキ弁についても問題は見られませんでした。なお、チャッキ弁とは、逆流を防ぐ目的で使用される弁のことを指します。

パイプを新規のポンプに取り付けます。

電線ワイヤーを使い配線を引き抜きます。

アース線を繋ぎます。


アース線をテープで固定した後、ポンプを元の位置に戻して水を注入し、動作を確認しました。この作業には約1時間を要しました。
関連の動画では、ポンプの交換方法を視覚的にわかりやすく解説していますので、ぜひご参照ください。
ポンプの動作確認方法!
ポンプの動作確認方法については、以下の動画で解説しています。
まとめ
ポンプは防水設計ですが、数十年の使用により微細な隙間から水が侵入し、ショートや漏電を引き起こす可能性があります。
また、ポンプが故障して無駄に稼働し続けると、電気代が著しく増加することもあります。
もし直近の電気代が通常よりも高いと感じた場合は、ポンプの故障が原因である可能性を考えてみてください。