本記事では、「全国の浄化槽管理士が取り組んでいるKY活動」について詳しくまとめています。
- KY活動: 他者の取り組みを学ぶ活動
- 一人では気づかない点を発見可能
- 他者の行動や習慣に興味を持つ
KY活動は個人だけでなく組織全体で実施することが大切です。目的は事故のリスク減少にあります。
この記事を読むことで新たな考え方が得られるでしょう。明日からの業務に活用して、浄化槽管理を改善してください。
Contents
KY活動とは危険予知活動
危険予知活動(KY活動)は日常のさまざまな場面で無意識に行われます。
効果的な危険予知は、「考える習慣」を持つことです。運転時も、予測される危険に対し意識的に対策を取ることが大切です。
事故回避のため、実際に危険予知を活用した経験は多くの方がお持ちでしょう。
チームで取り組むKY活動
危険予知の習慣化について考えましょう。10個以上の具体的な危険予知を思い浮かべられる方は、習慣が身についているといえます。
多くの方にとって、10個以上を思いつくのは難しいでしょう。
そこで、KY活動(危険予知活動)を紹介します。この活動では日常のさまざまな場面で危険を予測し、事故の未然防止を目指します。
安全な車両移動を実現するKY活動のポイント
- 歯止めやコーンを設置する
- 狭くて見通しの悪い道は避ける
- 敷地内では最低速度で運転する
- 交差点での進入時は歩行者を確認する
- マンホールや散水栓の上には載せない
- 通学路は避け、走行する際は徐行する
- 学校の休みや連休は特に警戒する
- バックモニターだけでなく、目視で周囲を確認する
- 2人乗車時は相手に声を掛けて確認する
- 余裕を持った運転を心掛ける
- 高低差の場所で停車時、サイドブレーキの確実な使用を確認する
- 子供や高齢者が多く集まる場所では特に注意を払う
- 夜間や悪天候時は、照明やヘッドライトを適切に使用し、視認性を確保する
- 運転席からの視界が遮られる物(マスクや帽子のひさし等)は取り払う
- 正確なミラーの角度調整を定期的に行い、死角を最小限にする
- 運転中は不要な物や操作(スマホ操作など)を避け、集中する
- 長時間の運転後は、適度に休憩を取り、疲れを感じたら無理せず運転を中断する
- 車両に適した速度制限を守る
- 定期的に車両の点検やメンテナンスを行い、安全装置やブレーキの機能を確保する
- 信号機のない交差点や歩行者横断部では、速度を落として慎重に進行する
- 車線変更前や交差点進入前には、十分に周囲を確認する
安全な保守点検と作業のためのKY活動のポイント
- 防虫剤による頭痛の予防
- 消毒剤の吸引によるくしゃみを避ける
- 塩素剤がしっかり溶けているか確認する
- ヘルメットや手袋の着用
- こまめな水分補給を心がける
- ハチやマムシに注意
- 花壇や蛇口を破損させない
- 雑草による導線の不明確な場所の認識
- 子供や動物の気配がある場合は蓋を確実に閉める
- 電動工具使用時の安全確保
- ブロワーやポンプの漏電リスクの管理
- ベルト駆動のブロワーは電源を落としてからの点検
- マンホールの蓋をしっかりと閉じ、安全確認をする
- 槽内への踏み外しを防ぐ
- 出窓や突起物に注意し、衝突を避ける
- 鉄蓋やコンクリート蓋を持つ際の体の負担を軽減する
- 点検終了時の指差し呼称で確認する
清掃作業中の危険予知活動のポイント
- 担体の誤吸引を防止
- 排出、吸引の操作ミスを避ける
- ホースが詰まることを防止
- サクションホースが暴れることによる建築物へのダメージを防ぐ
- スカムを先に吸引し、ろ材の落下や目詰まりを防ぐ
- 浄化槽内の破損をチェック
- 配管やバルブの破損を確認
- 仕切りが割れないように汲む量を適切に調整
- マスクを正しく着用し、汚泥の飛沫から身を守る
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