【ダイキXE型】浄化槽メンテナンス|間欠定量移送装置・逆止弁の清掃方法
ダイキXE型浄化槽の点検中に、詰まりや異常が見つかって困ったことはありませんか?
対処法がすぐにわからずあわててしまう人も多いです。
この記事では、ダイキXE型の特徴や点検時の管理ポイントについて解説します。メンテナンスのコツからトラブルの対策・予防法までまとめて紹介します。
ダイキXE型の処理方式|固液分離型流量調整付担体流動循環方式とは


XE型の処理方式は「固液分離型流量調整付担体流動循環方式」です。
名前は長いですが仕組みは3つの組み合わせです。
「固形物と水を分ける(固液分離)」「流す水の量を一定にする(流量調整)」「担体(微生物のすみか)を水の中で動かす(担体流動)」です。
槽の中で固形物と水を分けたあと、微生物の力で汚水をきれいにします。
間欠定量移送装置がついているので、次の槽へ送る水の量を一定に保てます。
ダイキXE型のブロワー風量

ダイキXE型(5人槽)のブロワー風量は50L/分です。
他社の合併処理浄化槽より風量が少ないので毎月の電気代が安くなります。CO2の排出も減らせます。
以下の動画では、風量が下がる原因と対処法について解説しています。
ダイキXE型の総容量
ダイキXE型の各槽の容量は次の表のとおりです。
| 項目 | 単位 | XE-5 | XE-7 | XE-10 |
| 処理対象人員 | 人 | 5 | 7 | 10 |
| 汚泥貯留槽 | m³ | 1.071 | 1.468 | 2.005 |
| ピークカット部 | m³ | 0.098 | 0.124 | 0.171 |
| 担体流動槽 | m³ | 0.389 | 0.569 | 0.761 |
| 沈殿槽 | m³ | 0.145 | 0.196 | 0.275 |
| 消毒槽 | m³ | 0.021 | 0.021 | 0.021 |
| 総容量 | m³ | 1.626 | 2.254 | 3.062 |
| ブロワ風量 | L/分 | 50 | 60 | 80 |
XE-5型の処理能力
XE-5型の処理能力を表にまとめました。
| 項目 | 値 |
| 処理対象人員 | 5人 |
| 日平均汚水量 | 1.0m³/日 |
| 放流水BOD | 20mg/L以下 |
| 放流水SS | 20mg/L以下 |
| 放流水T-N | 20mg/L以下 |
ダイキXE型のメンテナンスで押さえておきたいポイント

押さえておきたいポイントは次の4つです。
- 間欠定量移送装置が引き上げにくい問題と対策
- 間欠定量移送装置の清掃方法
- 逆止弁の良い例と悪い例を動画で確認
- ダイキXE型の清掃手順を動画で解説
間欠定量移送装置が引き上げにくい問題と対策

間欠定量移送装置とは、槽の中の水を次の槽へ一定の量ずつ送る装置です。
この装置を引き上げるのは難しい作業です。
パイプの長さに余裕がないうえ、長く使ったパイプは引き上げるときに折れやすいからです。
あらかじめ配管を工夫しておくと、今後のメンテナンスが楽になります。

パイプカッターでパイプを途中で切り、MCユニオンやブロワー用のゴムホースでつなぎ直しましょう。
パイプの取り外しや交換がかんたんになり、折れる心配も減ります。

装置を取り外すときは配管をていねいに扱いましょう。割れたり折れたりしないように気をつけてください。
間欠定量移送装置の清掃方法

間欠定量移送装置の底にある逆止弁は、汚れると水を送る力が弱くなります。定期的に清掃しましょう。
手で外れない場合はパイプレンチやアンギラス(配管をつかむ工具)を使って取り外します。

赤丸で示した部分と逆止弁はブラシでていねいに汚れを落とします。

逆止弁清掃前。

逆止弁清掃後。

間欠定量移送装置清掃前。

間欠定量移送装置清掃後。

掃除が終わったら装置を元に戻し、きちんと動くか数回動かして確かめます。問題がなければ作業は終わりです。

逆止弁の良い例と悪い例を動画で確認
以下の動画では、逆止弁の良い例と悪い例を解説しています。
逆止弁を掃除しても水が流れない場合は、弁そのものが傷んでいるかもしれません。逆止弁は消耗品なので、古くなっていたら新しいものに交換しましょう。
ダイキXE型の清掃手順を動画で解説
以下の動画では、ダイキXE型の清掃手順を解説しています。
まとめ

ダイキXE型は「固液分離型流量調整付担体流動循環方式」を採用しています。
担体についた微生物が汚水の中の汚れを分解します。
ブロワー風量が少なく電気代やCO2を減らせる点や、間欠定量移送装置で安定して水を処理できる点が特徴です。
メンテナンスでは間欠定量移送装置を引き上げやすいように配管を工夫しておくと楽です。底にある逆止弁は定期的に掃除し古くなったら交換しましょう。
この性能を保って長く使うために、定期的なメンテナンスをしっかり行いましょう。






